中村学園女、足を生かした守備で逆転!決勝で総体の雪辱だ

[ 2010年12月27日 18:40 ]

 【高校選抜バスケ・中村学園75―64大阪薫英女学院】足を生かした守りで中村学園女は流れを引き寄せた。52―57の第4クオーター残り7分を切ってから仕掛けたフルコートのプレス守備で、相手のミスを誘って、速攻で次々と得点し逆転した。1年生の司令塔、安間は「あれで流れが変わった。うまく守れたと思う」と振り返った。

 全国大会で上位の常連校ながら、ことしは先発2ガードが身長160センチ台前半と例年より小粒だ。ただ徹底して鍛えた脚力に自信を持つ。「(コートの縦の)28メートルを1分以内に5往復以上できる選手が、半分以上」と吉村監督。練習の3分の1がボールを使わない走り込みだという。
 体が小さい分、接触で不利にならないよう、守備ではあえて距離をとり、攻撃では速いパス回しを多用するなど独自色を出す。高校総体の決勝で屈した札幌山の手と再戦する決勝へ、吉村監督は「スピードでは負けない。リベンジしたい」と雪辱を誓った。

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2010年12月27日のニュース