演技点は安藤超え…鈴木 花嫁衣装でのびのび演技

[ 2010年11月21日 14:42 ]

2位となった鈴木明子

 【フィギュアスケート・ロシア杯】中国杯と同じように、SPで安藤を上回った鈴木が、フリーで逆転を許した。ただ、2位となっても、その顔には充実感が漂った。スピード感と切れのある滑りに「とにかく自分の納得いく内容にしたかった。(中国杯で崩れた)後半まで、気持ちを強く持つことができた」と笑顔で話した。

 花嫁をイメージした純白の衣装でリンクに立つと、SPと同じ最終滑走でのびのびと演技した。後半の3連続のジャンプが1回転の単発になるミスがあったが、続く単発の3回転フリップをとっさに3連続のジャンプに変更。冷静な判断でほころびを最小限に抑えた。

 5種類の3回転を跳んだ完成度の高い内容。演技点でフリー1位の安藤を上回った。この1年で国際連盟のジャッジの評価も高まった。2季連続でファイナルに進出。北京開催の大舞台に向け「(中国杯のとき)人民元を残しておいたんです。願掛けで」と明かした。急成長をとげた昨季の3位を、25歳は超えられるか。(共同)

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2010年11月21日のニュース