田中、今度は「銀」…跳馬で20年ぶりメダル 

[ 2010年11月17日 06:00 ]

体操女子種目別の跳馬で華麗な演技を見せる田中

 【広州アジア大会】体操の種目別決勝前半を行い、女子跳馬は個人総合3位の田中理恵(日体大大学院)が14・237点で銀メダル、小沢茂々子(戸田市協会)も銅メダルを獲得した。男子床運動の水鳥寿思(徳洲会)は5位だった。

 好調の田中は、これが今大会2つ目のメダル。個人総合の銅に続いて、種目別の跳馬は銀。日本勢では、指導を仰ぐ瀬尾コーチが優勝した1990年北京大会以来、20年ぶりにこの種目の表彰台に立ち、トレードマークのさわやかな笑みを振りまいた。
 2回の跳躍とも出来栄えを示す実施点で高得点の9点台をマークするなど安定感は抜群。だが、3つ目のメダルを狙った段違い平行棒ではつなぎ技で落下し、思わず苦笑い。「跳馬は運がよかった。練習してきたことは出せたので、うれしい。落下した段違い平行棒は、あわてちゃいました」。18日の最終日に床運動で雪辱を狙う。

 ≪虹子、意地の銅≫右肩痛を抱えて不調だった鶴見が、昨年の世界選手権で銀メダルを獲得した得意の段違い平行棒で意地を見せた。唯一決勝に残った個人種目で表彰台に上がり「ちゃんとできるか不安だったが、何とか演技を通せてホッとした」と柔らかな表情を浮かべた。

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2010年11月17日のニュース