九重親方 白鵬を絶賛も「愛称“54”」は…

[ 2010年9月19日 06:00 ]

<秋場所7日目>54連勝の白鵬は九重親方から祝福を受ける

 【白鵬54連勝】連勝記録で白鵬に抜かれた九重親方(元横綱・千代の富士)は解説を務めたNHKの正面放送席で取組を見守った。

 「白鵬にしてみれば通過点にすぎない。止まりそうな気がしないね。いかに集中力を切らさずに、相撲を取れるか。今のところ死角は見えない」と前日に続いて絶賛した。ただし、自身の“ウルフ”のように「白鵬にいいニックネームはないですか?」と問われると「“54”でどうだ」。ジョークに現役時代の相撲の切れは感じられなかった。

 ≪ファンは白鵬止めるのは日馬富士と期待≫両国国技館のファンが「ストップ・ザ・白鵬」として期待したのは大関・日馬富士だった。白鵬とは過去7勝17敗と上位陣では最も善戦しており「何となく白鵬が嫌がっている感じ」「ライバル関係だから、やってくれそう」と支持を集めた。栃煌山や阿覧の奇襲を推す声もあったが、ファンの多くは「九州場所まで記録が伸びそう」とあきらめムード。「朝青龍が引退して白鵬が楽になった」「今の関取では無理。これから入門する人に期待」との意見もあった。

 ▼放駒理事長(元大関・魁傑)緊張していたかもしれないけれどよく頑張った。危ない場面を乗り越えてきたからこういう記録になる。もう少し連勝を伸ばしていく可能性はある。

続きを表示

2010年9月19日のニュース