後輩・遼には負けん!薗田、自己ベストで単独首位

[ 2010年6月26日 06:00 ]

単独首位でホールアウトし、満足げな表情を浮かべる薗田

 男子ゴルフツアーのミズノ・オープンよみうりクラシック第2日は25日、兵庫県西宮市のよみうりカントリークラブ(7230ヤード、パー72)で行われ、石川遼の高校の先輩が単独首位に躍り出た。ルーキーの薗田峻輔(20=フリー)がボギーなしの65で回り、ツアー自己ベストスコアで通算9アンダーの単独首位に浮上。上位4人に与えられる全英オープン切符とルーキーVに向けて最高の位置で予選を突破した。杉並学院高で薗田の2年後輩だった石川遼(18=パナソニック)は5バーディー、3ボギー、1ダブルボギーと出入りの激しい内容で、通算2アンダーの36位に後退した。

【第2R成績


 ラウンド途中から雨が降りだし、地面もぬかるみ始めた。しかし、薗田のパンツは最後まできれいなままだった。フェアウエーを外したのは1ホールで、パーオンを逃したのも3ホールだけ。安定感抜群のラウンドに「白のズボンもあんまり汚れてないでしょ」とにんまり笑った。
 昨年の予選会を22位で通過し、今季前半戦のほぼ全試合の出場権を獲得。ルーキーとして迎えた今季は、開幕から2戦連続予選落ちでフェアウエーキープの大切さを痛感した。「どう対応するかを研究して、8割のスイングで狙ったところに必ず行くようにしている」。それでも飛距離は290ヤード近く稼ぐといい、首位タイで迎えた最終18番パー5でも残り250ヤードから5番ウッドで軽々と2オンに成功。バーディーフィニッシュで、初めての単独首位に立った。
 「ルーキーでの優勝は夢ではある」と高校の後輩の石川以来となる快挙を目標に置きつつ「ゲームでしかプレーしたことがない」というセントアンドリュースでの全英オープン(7月15日開幕)出場も夢見ている。最終組で迎える決勝ラウンド。この日の安定感があれば、2つの夢が一気にかなってもおかしくはない。

 ▼21位・浅地洋佑 予選通過は一番の目標だけど、しないといけないものだと思っている。30位以内を目標にしながら少しでも上を目指したい。(杉並学院高2年で薗田、石川の後輩が健闘)

 ▼96位・尾崎将司 1日、片りんは見せたけれど体力がない。でも(バーディーの)16番パー5は2オンしたし、(トリプルボギーの)18番もエッジまで250ヤードで2オンを狙ったんだ。偉いよ。(6位発進も81を叩き予選落ち)

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2010年6月26日のニュース