“桃づめ”驚異の回復!上田日本女子OK

[ 2008年9月9日 06:00 ]

 左手中指のつめがはがれるアクシデントで、8月下旬のツアーを欠場した上田桃子(22=ソニー)が、11日開幕のメジャー第2戦「日本女子プロ選手権」に間に合った。開催コースの石川県加賀市の片山津GCで8日、ハーフの練習ラウンドをこなした上田は「大丈夫です。病院の先生もびっくりするぐらい(治りが)早かった」とケガをしてから初めてのラウンドで復帰を明言した。

 8月27日の盲導犬支援イベントで流血騒動が起きた。犬のリードが左手中指にひっかかり、付けづめと本物のつめがはがれた。スイングができる状態ではなく、2日後に開幕のツアーを欠場。自宅に戻った後も右手のみの練習にとどめていた。
 この日は患部を薄いゼラチンでできたシートで保護し、さらにテーピングをしてカバー。「強く振るのは木曜日から」とラフからのショットは抑えめにした。完全復活には少し時間がかかるが、療養中には墓参りに行くなど地元でゆっくりと過ごした。「出られただけでもラッキーなので、少しでもいいショット、いいパットができればいい」と気負わず自然体で復帰戦に臨む。

 ≪藍ちゃんは一味違うらしいぞ≫今季初めて日本ツアーに参戦する宮里は2年前の再現を狙う。米ツアー参戦1年目の06年は国内初戦の女子プロ選手権で優勝。昨年はスランプ中に日本での試合に出場したが、今年は「凄く元気でもちろん調子もいいので素直に楽しみ。気負わず、今の自分のまま臨めたら」と落ち着いた状態で迎える。コーチの父・優さんから大きな修正を指示されることもなく、ハーフをラウンドして備えた。

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2008年9月9日のニュース