白鵬、朝青龍マッチレース…鶴竜が追う

[ 2008年1月24日 18:10 ]

白鵬はすくい投げで琴欧洲を下す

 大相撲初場所12日目は24日、両国国技館で行われ、1敗の両横綱はともに譲らず。白鵬は大関琴欧洲を左すくい投げで転がし、朝青龍は関脇安美錦を力強く寄り切った。カド番の琴欧洲は7勝5敗。安美錦は7敗目を喫した。

 大関魁皇は旭天鵬を寄り切って勝ち越し。旭天鵬は3敗に後退した。大関琴光喜は朝赤龍を寄り切って7勝目をマーク。平幕の鶴竜が普天王を突き落としてただ1人2敗をキープした。関脇安馬は稀勢の里を取ったりで退けて7勝5敗とした。この日から再出場の小結琴奨菊も変化で7勝目。
 十両は北桜と栃ノ心が3敗でトップに並んだ。

 <鶴竜ホクホク初の2ケタ○>元気な22歳の鶴竜は、3敗と好調の普天王を素早く回り込んで突き落とした。関取になって自身初となる2ケタ勝利を挙げ「うれしいですね。早く勝負を決めたかった」とほおを緩めた。
 昨年秋場所は前頭2枚目、九州場所は同3枚目と上位でもまれた経験が生きているという。「今場所は押されても我慢して、そこから前に出ている」と自己分析する。両横綱をただ1人、2敗で追っているが、優勝争いについては「そんなことは全然考えていませんよ」と照れていた。

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2008年1月24日のニュース