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警察庁長官が言及 ガーシー容疑者逮捕に「逃げ得を許さないというメッセージを発信できた」

[ 2023年6月9日 05:30 ]

 警察庁の露木康浩長官は8日の定例記者会見で、警視庁がアラブ首長国連邦(UAE)から帰国した元参院議員のガーシー(本名・東谷義和、写真)容疑者を逮捕したことについて「国外逃亡容疑者の逃げ得を許さないというメッセージを発信できたという点で、特に意義がある」と述べた。

 警視庁が3月に暴力行為法違反(常習的脅迫)などの疑いで容疑者の逮捕状を取得したことを受け、警察庁は4月に国際刑事警察機構(ICPO)を通じて国際手配。5月には警察庁と警視庁の捜査員がUAEを訪問し、現地当局に協力を依頼していた。ガーシー容疑者は芸能人ら3人を脅迫したなどとして、4日に逮捕された。

 警察のトップまでもが言及したガーシー容疑者の逮捕。犯罪ジャーナリストの小川泰平氏は「保釈中に出国しているカルロス・ゴーン氏、元関東連合の見立真一らも海外に逃げたままだ」と指摘。「ガーシー容疑者に警察が躍起になったのは、メンツが丸つぶれになったから。逮捕状が出てもドバイで暮らし、SNSや有料サロンで発信を続けて警察としては、なめられているようなもの。容疑者は“踏んではいけない虎の尾を踏んだ”というところでしょう」と語った。

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2023年6月9日のニュース