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タカマツ 日本凱旋試合は…銀デンマークペアと再戦!

[ 2016年8月25日 05:30 ]

メダリスト会見

(8月24日)
 リオデジャネイロ五輪で過去最多41個のメダルを獲得した日本選手団が24日、羽田着便で帰国した。メダリストは都内のホテルに再集合し、記者会見した。バドミントン初の金メダルを獲得した女子ダブルスの高橋礼華(26)、松友美佐紀(24)組(日本ユニシス)は、早くも来月のヨネックス・オープン(9月20日開幕、東京体育館)に出場する。五輪決勝で対戦したデンマークペアがエントリーしていることも判明し、凱旋試合は空前の盛り上がりを見せそうだ。

 会見では体操や柔道など他の金メダリストと一緒に最前列に並んだ高橋と松友。不慣れなポジションにやや緊張した面持ちだったが、バドミントン界初の金メダルを首にかけてマイクの前に立つと、2人は初々しい笑顔であいさつした。

 高橋「バドミントンを始めた頃から金メダルを目標にしてきて、達成することができてうれしく思います。皆さまの応援に感謝の気持ちでいっぱいです」。

 松友「初めての五輪で初めての金メダルを獲れてうれしく思います。連日の応援のおかげで、最後まで諦めずに戦い抜くことができました」。

 大逆転の金メダル獲得で、知名度も急上昇中だ。羽田空港では到着ゲートに姿を見せると、ひときわ大きな歓声を浴びた。今後は記者会見やあいさつ回りなどで多忙な日々が続く。他競技ではつかの間のオフを楽しむ選手も多いが、2人には休む間もない。9月20日からは凱旋試合が待っている。

 ヨネックス・オープンは、日本で開催される唯一の最高峰の国際大会「スーパーシリーズ」。五輪後では最初の大会になる。タカマツにとっては14年に日本人の女子ダブルスとして初優勝を飾っている思い出の大会だ。この大会に今回、五輪の決勝で対戦した世界ランキング6位のペデルセン、リターユヒル組(デンマーク)がエントリーしていることが判明した。

 あの感動をもう一度味わえるかもしれない。ゲームカウント1―1で迎えた最終ゲーム。タカマツは16―19の窮地に追い込まれながら驚異の粘りと集中力で5ポイントを連取。大逆転での金メダル獲得に日本中が歓喜に沸いた。遠くリオへ声援を送ったバドミントンファンにとっては今度は国内で2人を応援できる絶好のチャンス。デンマークペアと決勝の再現となれば、盛り上がることは必至だ。“タカマツ”フィーバーはまだまだ続きそうだ。

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2016年8月25日のニュース