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森氏 新国立聖火台は「国が責任持ってやる」国側と真っ向対立

[ 2016年4月29日 05:30 ]

 2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長は28日、新国立競技場の聖火台について「国立競技場の施設だから、設計、製作は国が責任を持ってやる」と述べ、費用負担を含め国が主体となって進めるべきだとの考えを示した。

 設置場所についても国に要望する考えはないとし「国が造って、できたものを我々がどう使うかということ」と話した。政府の検討チームが同日まとめた「基本的考え方」では、設置主体、費用負担は「関係者間で検討を進める」としており、今後の争点になりそうだ。国側の関係者は、聖火台は大会時のみ必要な設備で「本来は組織委が整備すべきもの」とし、森氏と国の見解が真っ向から対立する形となった。

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2016年4月29日のニュース