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遠藤五輪相が怒りあらわ「JOC甘い」スノボ選手大麻で

[ 2016年4月29日 05:30 ]

 未成年のスノーボード男子選手が大麻を使用した問題で、遠藤利明五輪相は会見で「本人の自覚が著しく欠如しているだけでなく、スタッフ、指導者の責任も重大」とした。また、全日本スキー連盟(SAJ)が3月3日には日本オリンピック委員会(JOC)に調査中と報告しながら、両者ともに日本アンチ・ドーピング機構(JADA)に相談していなかったことも問題視し「取り組みが大変甘い」と怒りをあらわにした。

 スポーツ庁の鈴木大地長官はこの日もJOCとSAJ関係者を呼び、会談。SAJが独自の行動規範を定め、研修会を行っていた事実に触れ「形式的になっていたのではないか」と指摘した。20年五輪の追加種目候補にサーフィンやスケートボードなどアンチドーピングに不慣れと思われる種目もあることにも触れ「(追加が)決まったらすぐにアンチドーピング教育が必要だろう。大会前のドーピング検査などの対策も考えていく必要がある」とした。

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2016年4月29日のニュース