パラリンピック開会式 ソチ、太田ら笑顔で入場
第11回冬季パラリンピック・ソチ大会は7日夜(日本時間8日未明)、ロシア南部ソチのフィシュト五輪スタジアムで開会式が行われ、冬季史上最多45カ国から500人を超える選手が参加する10日間の障害者スポーツの祭典が開幕した。
入場行進で日本選手団は開催国ロシアの一つ前の44番目に登場した。ノルディックスキー距離、バイアスロン代表で旗手の太田渉子(24)=日立ソリューションズ=を先頭に、アルペンスキーの森井大輝主将(33)=富士通セミコンダクター=ら約40人の選手、役員は冬季五輪の開会式と同じく競技場の地下から姿を見せ、笑顔で手を振りながら行進した。
ロシアのクリミア半島への軍事展開に抗議してボイコットする可能性があったウクライナは、直前に参加を表明した。23選手をエントリーしたが、開会式で行進したのは1人だけだった。
国際パラリンピック委員会(IPC)のクレーブン会長は「ロシアで初めての大会を開催することができ、夢のようだ」とあいさつし、プーチン大統領が開会を宣言した。リレーされた聖火は、五輪と同じ聖火台にともされた。
競技は8日に始まる。アルペンスキー、ノルディックスキー距離、バイアスロン、アイススレッジホッケー、車いすカーリングの5競技、72種目が実施され、日本は雪上の3競技に出場する。(共同)
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