×

マイナー競技アピール成功「メダル以上の喜び」

[ 2014年2月26日 05:30 ]

報道陣の質問に答える小野塚彩那

五輪日本選手団帰国会見

 スノーボード女子パラレル大回転銀メダルの竹内智香(30=広島ガス)とフリースタイルスキー女子ハーフパイプ銅メダルの小野塚彩那(25=石打丸山ク)はそれぞれ、マイナー種目に日が当たった喜びをかみしめた。

 スイスチームに単身乗り込むなど強化を重ね、4度目の出場でメダルを手にした竹内は「どのように五輪で戦うべきか初めて知ることができた大会」と話し、「銀に終わったのは悔しいが、マイナー種目をたくさんの人に知ってもらえたのはメダル以上の喜び」と感慨深げ。技術系スキーから転向3年目で初出場し、表彰台に立った小野塚も「新種目なのでメダルを獲って国民の皆さんにアピールするのが一番説得力があると思っていた。それが実ってうれしい」と笑顔をのぞかせた。

 もちろん、競技の普及発展には継続が重要だ。進退を明らかにしていない竹内は「一過性で終わらせず少しでも興味を持ってもらえるよう、次世代につながるよう頑張りたい」と強調。新たな挑戦を示唆する小野塚も「今後はハーフパイプで日本の選手が海外へ出ていけるようなレールをつくっていきたい」と環境整備に取り組む意欲を示した。

続きを表示

この記事のフォト

2014年2月26日のニュース