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東京五輪「担当相」を新設、下村氏が文科相と兼務へ

[ 2013年9月12日 06:00 ]

 安倍首相は11日、2020年夏季東京五輪の担当相を新設し、下村博文文部科学相を充てる方針を固めた。文科相と兼務させる方向で調整している。政府関係者が明らかにした。五輪は文科省、パラリンピックは厚生労働省と所管が分かれているため、担当相を明確にし、取り組みを強化する狙い。政府は併せてスポーツ行政を一元的に担う「スポーツ庁」創設に向けて本格的な検討に入っている。

 東京都もこの日、都庁内に「2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会実施準備会議」を設置。各部局をまたいでさまざまな課題を検討するのが目的で、年内に第1回の会議を開く。庁議で、猪瀬知事が表明した。準備会議は委員長の知事をはじめ各局局長ら計33人で構成。会場の建設や大会開催機運の醸成、文化・教育イベントの展開などについて議論する。猪瀬知事は理念に掲げた東日本大震災の被災地支援について「復興なくして五輪の成功はない。被災地を支え、五輪を開催することで、日本中に希望を広げたい」と述べた。

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2013年9月12日のニュース