男子練習日程変更ＦＩＦＡに要望　移動直後に設定

　男子の五輪代表は１５日午後、千葉県内に集合しロンドン出発前の最終調整を行った。渡英後は、英国レスター近郊のパッキントンでの直前合宿を経て２１日に五輪初戦スペイン戦の開催地グラスゴーに入る。

　日本協会は過密日程の緩和に向け調整を続けている。第２戦モロッコ戦後にニューカッスルからコベントリーへ移動する３０日の練習時間がコベントリー到着直後に設定されているため「ＦＩＦＡに練習時間を変更できるか要望を出している」（日本協会関係者）。２１日以降の日程や移動手段はＦＩＦＡが全て管理しており、長時間のバス移動となるケースも多いためストレスを軽減するよう手を尽くしている。

　また五輪期間中は非公開練習は１試合につき１日しか実施できない。多くの非公開練習を行ってきた関塚ジャパンには痛手だが他国の練習も公開されるため「他国の練習にスタッフを派遣するかもしれない」と逆手に取って情報戦に備える。「五輪本大会で日本の力を示せるようにチーム一丸となって戦いたい」と関塚監督。場外戦を制しメダル獲得へ近づく。