沢　３６０日ぶりゴール狙う！長谷部との会食で刺激

＜なでしこＪＡＰＡＮ練習＞沢が明海大との試合形式の練習で懸命のディフェンスを見せる

キリンチャレンジカップ 日本―オーストラリア

（7月10日 国立）
　ボランチで先発出場が濃厚なＭＦ沢が、昨年７月１７日のＷ杯ドイツ大会決勝米国戦以来３６０日ぶりのゴールを狙う。この日の実戦形式で主力組のボランチに入り、スライディングタックルを繰り出すなど闘志あふれるプレーを見せた沢は「内容よりも勝利にこだわりたい。ボランチの相方（阪口）とのバランスを考えて、いけるときはゴールを意識したい」と宣言した。

　ポルトガル遠征中の３月に良性発作性頭位めまい症を発症し、６月１８日のスウェーデン招待米国戦で代表復帰。同２０日のスウェーデン戦にも出場し実戦感覚を取り戻しつつある。復帰３戦目となるオーストラリア戦は五輪に向けコンディションを上げる重要なプロセス。「ロンドン（五輪）で（状態を）ピークに持って行ければ」と本番を見据えた調整を続けていることを強調した。

　先週、日本代表主将の長谷部誠（２８＝ボルフスブルク）と会食。「海外での経験や代表での話を聞いてプラスになったし、刺激になった。女子と男子がごはんに行く機会はあまりないので、機会が持ててよかった」。ともに日本代表のボランチ同士。交流の中で世界で戦うイメージが大きく膨らんだようだ。