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地下鉄テロで両脚切断 39歳女性がパラリンピック代表に

[ 2012年6月21日 08:53 ]

シッティングバレーボールをするマーティン・ウィルトシャーさん

 市民52人が死亡した2005年のロンドン同時テロで両脚を失った英国人女性、マーティン・ウィルトシャーさん(39)が20日、8月開幕のロンドンでのパラリンピックでシッティングバレーボールの英代表に選ばれた。英パラリンピック協会が発表した。

 シッティングバレーは1チーム6人で、座位でプレーする競技。英メディアによると、ウィルトシャーさんは05年7月7日朝、通勤途中の地下鉄車内で、イスラム教徒の若者による自爆テロに巻き込まれ、ひざ上から下の両脚を失った。テロではロンドンの地下鉄計3カ所と路上の2階建てバス1台が爆破され、約800人が負傷した。

 ウィルトシャーさんは「代表に選ばれるなんて素晴らしいこと。ずっとパラリンピックへの出場を夢見てきた。長い旅路だったが、これで終わりではなく、今から最終段階の練習に入るところ」とコメントした。(共同)

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2012年6月21日のニュース