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樋山監督 大陸ごとの出場枠「日本にとって厳しい」

[ 2012年5月11日 20:53 ]

アマチュアボクシング女子世界選手権

(5月11日 中国・秦皇島)
 日本勢にとっては、寝耳に水だったようだ。世界選手権での8強入りが五輪出場の条件とされていたが、大陸ごとに出場枠が設定されていたことが明らかになった。樋山茂監督は「昨夜の監督会議で知らされて、びっくりした。アジアはどの階級もレベルが高いから、この変更は日本にとって厳しい」とため息をついた。

 ミドル級に振り分けられた枠は一つだけで、箕輪のフライ級、釘宮のライト級もわずかに2枠しかない。40人のミドル級にはアジアから10人以上が出場し、世界ランキング3位の中国選手、3月のアジア選手権で山崎が完敗した世界14位の韓国選手がいる。これまで掲げたベスト8進出の目標も容易ではないが、道はさらに険しくなったといえる。

 それでも選手に動揺は見られなかった。山崎は「厳しいなという感じはするが、できることをやるということに変わりはない」と開き直り、箕輪は「とりあえずは初戦に勝つことが大事」と、一戦必勝を誓った。(共同)

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2012年5月11日のニュース