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41歳の鉄人・加藤がフル出場!「感動で鳥肌」

[ 2012年5月6日 06:00 ]

応援団とハイタッチをかわす加藤(右)らさくらジャパンのメンバーたち

ホッケーロンドン五輪世界最終予選第11日女子決勝 日本5-1アゼルバイジャン

(5月5日 岐阜グリーンスタジアム)
 誰よりも若々しく、鉄人はフィールドを疾走した。41歳の大ベテラン加藤が先発フル出場。自分の手で3度目の五輪出場を決め「感動で鳥肌が立ちました」と目を細めた。

 08年の北京五輪で代表を引退。さくらジャパンのユニホームに別れを告げたはずだが、昨年12月、安田監督に請われる形で戻ってきた。「年齢の違い?それは、まるで感じなかった。年は食っていても、気持ちは若いですから」。鉄人の称号は精神面だけで維持はできない。

体の軸を意識する独自の体操を一日20分、必ず取り組む。08年北京五輪から続けるルーティンのおかげで「昔より疲れなくなった」という。

 選手、関係者が五輪の目標を「6位入賞」と掲げる中、加藤は舌を出してこう言った。「やるからにはメダルを狙いますよ。だって、目標は高い方がいいですから」。鉄人は「ホッケーを極めたい」と言い切る哲人でもある。ロンドンで躍動する41歳の勇姿が今から待ち遠しい。

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2012年5月6日のニュース