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終盤の失速を反省 藤田「悔しい」2位

[ 2008年9月8日 06:00 ]

 【北京五輪 自転車男子千メートルタイムトライアル(運動機能障害)】北京パラリンピックは北京市内の国家水泳センターなどで競技が始まり、自転車男子千メートルタイムトライアル(運動機能障害)で藤田征樹(神奈川県)が今大会の日本勢メダル第1号となる銀メダル、同三千メートル個人追い抜き(脳性まひ)でも石井雅史(神奈川県)が銀メダルを獲得した。

 藤田は今大会日本勢初メダルとなる2位になったが「悔しい」と声を絞り出した。出走順で先に走ったリチャードソン(英国)が1分14秒936と、藤田と同じ障害クラスの世界新記録をマーク。序盤から飛ばしたツケで終盤に失速し「失敗した点があった。この結果は自分の力不足」と反省した。大学2年の交通事故で両脚のひざから下を失い、義足での生活となった。班目(まだらめ)監督は「自転車を始めてまだ1年だし、よくやってくれた」とねぎらっていた。

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2008年9月8日のニュース