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永尾が男子四百Mで準決勝進出

[ 2008年9月8日 17:31 ]

 【北京パラリンピック陸上】第3日は8日、国家体育場などで行われ、競技が始まった陸上では男子四百メートル(車いす)予選で永尾嘉章(兵庫県)が2組3着となり、準決勝に進んだ。前回アテネ大会銀メダリストで、タイ出身の安岡チョーク(福岡県)は予選で敗退した。

 競泳の運動機能障害クラスでは男子百メートル自由形の小山恭輔(東京都)、女子五十メートル背泳ぎの成田真由美(神奈川県)、同百メートル自由形の奈良恵里加(群馬県)らが決勝へ進んだ。
 車いすテニス男子シングルスは昨年、史上初の年間グランドスラム(四大大会全制覇)を達成した国枝慎吾(千葉県)が1回戦で英国選手に6―1、6―0で快勝した。
 自転車の男子タンデム千メートルタイムトライアル(視覚障害)決勝では大城竜之(東京都)高橋仁(千葉県)組が1分4秒593で5位。ボッチャの個人(脳性まひ)では内田恵三(兵庫県)が準々決勝に進出した。
 北京五輪出場を目指して話題を呼んだ義足のスプリンター、オスカー・ピストリウス(南アフリカ)も午後の陸上男子百メートル予選(切断など)に出場する。

 ≪45歳のベテランが快走≫6大会連続出場となる陸上の永尾は、男子四百メートルで予選2組3着となり、準決勝へ進出。45歳のベテランは「何度出てもどきどきする。ほどよい緊張感を通り越していた」と豪快に笑った。
 序盤から思い切り飛ばし「最後は体が重かった」。だが、直線に入り準決勝進出条件の3着以内を確信すると、最後は流す余裕もみせた。
 1組5着の小谷、3組6着の安岡はタイムでも拾われずに敗退。安岡は「緊張した。1コースで難しかった」と悔しそうだった。(共同)

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2008年9月8日のニュース