【川口オート・全日本選抜】佐藤摩弥、無念… 女性史上初のSG制覇ならず 優勝戦8着

[ 2024年2月25日 17:03 ]

ロッカーを出て優勝戦へと向かう佐藤摩弥
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 川口オートのSG「全日本選抜」は25日、12Rで優勝戦が行われ、佐藤摩弥(31=川口)は優勝を逃しオートレース界初となる女性レーサーによるSG初制覇はお預けとなった。

 1着は金子大輔で、佐藤は8着に終わった。

 今節は白星こそなかったが、晴れでも雨でも着順をまとめ、準決勝戦2着で優勝戦に駒を進めていた。その準決勝は昨年のスーパースター王座決定戦の覇者・青山周平を脅かす走りを見せた。

 「青山君は速いけど、エンジン的には自分の方が良さそう。いつもの青山君の走りではないかな」。準決勝後、こう話し、同期の出世頭の走りを冷静に分析した。自分の走りができれば、上位に食らいつける。ほのかな自信を胸に優勝戦に挑んだが、今回は届かなかった。

 モトクロスの出身。16年には女子初のグレードレース制覇(スポニチ杯G2川口記念)。昨年7月のG1キューポラ杯も勝ち、女性初のG1もゲットした。「次はSGを勝ちたい」。明確に目標を絞っていた。

 11年のデビュー当初は周囲も、44年ぶりに誕生した女性レーサーである佐藤への対応に戸惑ったところもあったというが、SG優勝戦への進出も当たり前のようになった今は、完全に“1人の強豪レーサー”として周囲は見ている。佐藤の姿を見て、レーサーを志した後輩の女性も多い。

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