【佐賀9R 第50回佐賀記念JpnⅢ】カフジオクタゴン本領発揮 ラッキードリームも実績申し分なし

[ 2023年2月9日 04:15 ]

ラッキードリーム

 今年もJRA所属馬が幅を利かせそうだ。主役はカフジオクタゴン。初の重賞挑戦だった3走前の「レパードS」を制して重賞ウイナーの仲間入り。続く白山大賞典も見せ場十分の走りを披露した。前走のJBCクラシックは7着に敗れたが3カ月の休養でリフレッシュ完了。未知の舞台にも陣営は好戦を期待しており本領発揮のV奪取とみた。

 バーデンヴァイラーも脅威。こちらも3走前のマーキュリーカップを制し、前走はG1「チャンピオンズC」に出走した。鞍上は3月からの調教師転身が決まっている福永祐一。これまで6勝のうち3勝をマークしている剛腕とのタッグで他馬を蹴散らす可能性も大いにありそうだ。

 ダート転向で素質開花したジャズブルースの勢いも怖い。前走の「門司S」は6着に敗れたが、そこまで条件戦を3連勝。初の地方競馬参戦になるが、力を出し切れれば不気味だ。

 打倒JRA勢の筆頭格は兵庫所属のラッキードリーム。地方重賞は通算7Vと実績は申し分ない。地元勢はリュウノシンゲンがエース格として強豪に立ち向かう。佐賀の中長距離戦線を引っ張ってきたグレイトパールは今回がラストラン。

 (1)ジャズブルース(吉村師)前走(門司S6着)間隔が空いていたから、使った上積みはあると思う。乾いた馬場の方がいいが、小回りでもあるし距離は2000メートルでも大丈夫。ジョッキーも地方の馬場が向かないことはないと言っている。

 (2)バーデンヴァイラー(斉藤崇師)順調に来ているし、凄く状態はいい。前走(チャンピオンズC14着)はG1でさすがに流れが厳しかった。コースは1周半でそこに多少の不安は感じますが、他に関しては何の問題もありません。

 (3)リュウノシンゲン(山田徹師)前走勝った後も(状態は)変わらず来ている。前走は逃げたけど今回は控えていくつもり。

 (4)ディパッセ(高柳大師)前走(門司S11着)は輸送で減るかと思って調整したが、思いのほか減らなかった。今回は使ったことで絞れてくると思って調整しています。今回の距離は長いかとも思うが、1700メートルだと出していくと掛かってもたれてしまう。それを考えれば地方の2000メートルは意外に合うんじゃないかと思っています。

 (5)デルマルーヴル(斎藤助手)前走からの間隔も短いし、輸送もあるので調整は軽め。前走はカラ馬の影響で外に出せず不完全燃焼のレースになった。ダメージはないし、この馬なりにいい頃の感じに戻ってきたので、頑張ってほしい。

 (6)ラッキードリーム(新子雅師)前走はペースアップに戸惑っていたし、経験の差が出た。追い切りはいつも通りの動きだったし、いい状態で臨める。

 (7)ミスカゴシマ(平山師)前走の2000メートルを勝った後も順調。出来はいいよ。中央のメンバーもそろっているが気楽に走らせたい。この馬のリズムが出れば。

 (8)カフジオクタゴン(矢作師)前走(JBCクラシック7着)に関しては明らかに力負けだが、G3ならと思う。新潟で重賞を勝ったが、むしろ地方のダートは合うと思う。佐賀の2000メートルはいいはず。

 (9)グレイトパール(川田師)この競馬が最後なので頑張ってほしい。調教もいい感じで走れた。2000メートルはこなせると思うし流れに乗って、ひと脚使えれば好戦できると思う。

 (10)サバンナロード(今津博師)浦和記念に行った時、それなりにしまいは動いていました。そこそこの期待はしています。

 (11)シンコーマーチャン(今津博師)前走は結構いい競馬をしてくれた。JRAは強いけど、そこそこできるんじゃないのかな。

 (12)マイネルモーディグ(山田義師)前走はハナに立てなかったのが敗因。だが、今回はハナに立てそうもない。それでも佐賀記念に出られるのは名誉だと思っている。

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