【秋華賞】ナミュール襲いかかる!2冠馬スターズオンアースをマーク

[ 2022年10月15日 05:20 ]

ナミュール(撮影・亀井直樹)
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 春に好評だったG1企画「展開王」は先々週、秋初戦のスプリンターズSが◎△☆で3連単46万8950円をズバリ!東京・高木記者が殊勲の一撃を放った。最高の流れでバトンを受け継いだのがカメラマンを経て今月、競馬担当に復帰した大阪・坂田記者だ。16日の「第27回秋華賞」は深い読みに基づき、4枠8番ナミュールに◎を託した。

 枠順が決まって16頭の並びを見て展開をイメージしてみた。ハナを切るのはブライトオンベイスだ。一気の距離延長から控える作戦も考えられるが、コンビを組む秋山真が「千四でも(ハナに)行ってしまうほど」と言うから、持ち味のスピードを生かす策だろう。タガノフィナーレ、サウンドビバーチェがハナにこだわらず2、3番手からなら早い段階で隊列が決まり、ペースが極端に速くはならない。各馬どこでギアを上げるかの勝負だ。コーナー4つの内回り2000メートルは早めの仕掛けで道中の動きが激しくなり、差し馬向きの流れになりやすい。舞台が昨年に続き、阪神ならなおさら。ラスト1Fは坂の影響でラップが落ち、持続力が問われる舞台といえる。

 牝馬3冠制覇が懸かるスターズオンアースの存在が大きい。2冠馬は最大のライバルと目される先行馬スタニングローズを視界に入れながら、中団で進めるだろう。スタニングローズが早めに動き、抜け出しにかかるのなら放っておくわけにはいかず、それについて動かざるを得ない。そこに2冠馬マークのナミュールが襲いかかるイメージだ。

 ナミュールとスタニングローズの高野厩舎2頭は図らずも同じ4枠。金曜朝も2頭が並ぶようにして坂路を駆け上がった。高野師は「一緒に調教していることで仲間意識というか、(お互いの存在を)認識していると思います」と説明する。ゲート入りで同厩の仲間が横にいることでテンションが上がりすぎず、平常心で力を出せそうだ。スターズオンアースは牝馬3冠が懸かっている。名手ルメールなら、めったにないとは思うが、そのプレッシャーで手綱さばきに微妙な狂いが生じるなら…。高野厩舎2頭にとってはチャンス。後ろで構えるナミュールが、より恩恵を受けるはずだ。(8)から。

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2022年10月15日のニュース