世界ランク3位の最強スプリンター、ネイチャーストリップ　豪G2でV発進

　6月に英ロイヤルアスコット開催のキングズスタンドSで9度目のG1制覇を飾ったネイチャーストリップ（セン8＝C・ウォーラー、父ニッコーニ）が17日、豪シドニー近郊ランドウィック競馬場のG2ザ・ショーツ（芝1100メートル）で遠征明け初戦を迎え、1番人気に応えて1馬身1/4差で快勝した。

　J・マクドナルド騎乗で13頭立ての2番ゲートから五分のタイミングでスタートすると道中3、4番手で流れに乗り、直線スムーズに進路を確保して抜け出した。58キロを背負い、重馬場で勝ち時計は1分5秒01。通算39戦22勝となった。

　豪州で21/22シーズンに2年ぶり2度目の年度代表馬に輝き、ロンジンワールドベストレースホースランキングはレーティング126ポンドで米国のフライトライン、英国のバーイードといった無敗馬2頭に次ぐ3位。大手ブックメーカーの英ウィリアムヒル社は連覇が懸かるジ・エベレスト（10月15日、ランドウィック芝1200メートル）で2・25倍の1番人気に設定している。