【名古屋・G2共同通信杯】井上 8Rは小松崎が有利、吉岡 11Rは中野の先制で飯野―守沢

[ 2022年9月17日 05:00 ]

鬼脚・井上茂徳とF1・吉岡稔真コラム「最強ライントーク」
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 【鬼脚・井上茂徳、F1・吉岡稔真の「最強ライントーク」】

 吉岡 初日を振り返る。自動番組だから当然、メンバー構成に差が出る。4Rの犬伏は先行1車の有利な組み合わせ、逆に7Rの新鋭中野は菊池と石原が相手の厳しいメンバーだった。

 井上 初日はおのおののラインが戦い見応えのあるレースが続いた。7Rの中野は後方に置かれたが最終ホームから巻き返して2着に粘った。(山田)庸平が3番手確保から直線伸びた。

 吉岡 脇本が連勝記録を21に伸ばした。別線の岩本は脇本対策の組み立ては良かった。ただ脇本の強さの前に“いつ脇本が巻き返してくるか”でタイミングが取りづらかったと思う。

 井上 岩本ラインとしては最善の組み立てと思う。脇本の今の強さは言うまでもないがスピードが違う。あと松浦が脚を使いながらも自分でレースを組み立ててキッチリ勝ちきった。

 吉岡 古性も松浦同様に自分で組み立てた内容はいい。2日目の二次予選も自動番組。Bは3着権利だがAは5着権利。この勝ち上がりも考慮して検討したい。

 井上 8R。ラインができる自力型は高橋、北津留、稲毛の3人だが初日の内容も良かった高橋の先手とみる。高橋は番手が小松崎だけに気持ちも違う。小松崎から和田圭へ<3><9>が本線。スピードある(北津留)翼が捲りで迫る<3><7>も互角。

 吉岡 10R。初日の内容がいい真杉は名古屋バンクとの相性がいい。その真杉に平原―諸橋が続く関東ラインは総合力で上回る。<2><7>、<2><5>から入る。ただし犬伏の先行も強力。(山田)庸平が1番車だけに初手の位置取りはいい。犬伏が一気にカマすと番手の庸平から<1>=<2>浮上。新田が捲り上げて(佐藤)慎太郎が突っ込む<1>=<3>、<2>=<3>。

 井上 9Rは吉田拓の後ろが長島と坂口で競り。初日4Rは犬伏の後ろを清水と南で競り合い、清水が脚力で競り勝った。ここも長島は追い込み型でないが総合力で競り勝つとみた。ただしインコースが欲しい。

 吉岡 11Rは注目のルーキー中野が出走。僕は松浦―清水の並びなら松浦が中心だった。ここは中野が挑戦者らしい走りで先手とみる。徹底先行タイプの吉田有がいるだけに中野は流せない。飯野―守沢で抜け出す<6>=<3>から入り<6><4>。単騎戦の古性が北日本追走から踏み込むと<3>=<1>。

 井上 12Rは脇本が連勝を伸ばしそうだ。タテ脚がある選手がそろったが“脇本を後方に置いて”という組み立てになる先行型がいない。脇本は準決勝以降も見据えて先行も十分。先行なら東口の流れ込み<7><8>。

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2022年9月17日のニュース