【新馬戦総括】エレガントルビー 重賞勝ち兄の背中を追う

[ 2022年7月19日 05:00 ]

 先週は1番人気が1勝のみ。牝馬限定戦が含まれるとはいえ、牝馬が5勝と活躍。夏らしい結果となった。うれしい便りは、新種牡馬の産駒初勝利。小倉芝1200メートルはヤマカツエース産駒タガノタントが制した。直線は2着馬との叩き合いで勝負根性を発揮してV。タイムも悪くない。500キロを超える大型馬、一度使われた効果にも期待だ。

 小倉芝2000メートルは注目の血統馬が勝ち上がり。エレガントルビーは半兄に20年日経新春杯勝ち、21年大阪杯2着モズベッロがいる。向正面で捲られる格好になったが動じることなく、ペースアップに対応。直線で力強く抜け出し、2着に2馬身半差をつけた。モズベッロも在籍する森田厩舎ゆかりの血統。時計は平凡だが兄のような成長力を加味してA評価とした。

 土曜の福島芝1800メートルは翌日の牝馬限定ではなく牡馬相手にデビューした紅一点フェアエールングが2馬身半差で快勝。オープン入りした9歳上の半姉マイネグレヴィルと同じく、この舞台で初陣Vを飾った。

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2022年7月19日のニュース