【平塚記念決勝】慎太郎が記念10V 番手差しズバリ!平原に感謝

[ 2022年4月11日 05:30 ]

優勝トロフィーを抱える佐藤
Photo By スポニチ

 平塚記念決勝は佐藤慎太郎(45=福島・78期)が今年2月の静岡に続く通算10度目の記念優勝を飾った。

 レースは郡司―和田―大塚―平原―佐藤―山田―井上―古性―神田で周回。残り2周で上昇した古性―神田を山田―井上が抑え込む。打鐘で平原―佐藤が山田を叩いて先制。郡司がすかさず巻き返しを狙うが、平原はペースを上げて3番手で山田と郡司が並走。最終ホームで郡司が踏み上げるも平原に合わされて不発に。バックから自力に転じた和田がスピード良く捲るが佐藤の巧みなけん制で失速。平原の番手からシャープに伸び切った佐藤が1着。ゴール前で古性が平原をかわして2着に入った。

 「無我夢中でゴール線を目掛けて踏んでしまった。冷静に振り返れば、あれだけ長い距離を踏んでくれた平原君を2着に残せず申し訳ない。地区が違うのにいつも気持ちの入ったレースをしてくれる。本当にありがたい」と佐藤はまずは果敢に風を切った平原への感謝を明かした。

 45歳、ベテランの域に達した佐藤だが、今年は例年をはるかに上回るペースで出走を続ける。ここまで6度の記念出走、その全てで決勝に進出。「いつ終わりが来るか分からない気持ちで目の前の一戦一戦に頑張っている」。来月は地元のいわき平で日本選手権が開催される。「次の武雄?もちろん走るよ。そして次へ。このまま一個一個積み上げていければ」と輪界最高峰G1を見据えている。

 ◆次走 1着佐藤、3着平原は武雄記念(23~26日)、2着古性はいわき平・日本選手権(5月3~8日)。

続きを表示

2022年4月11日のニュース