【尼崎・ルーキーS】中村 尼崎初優勝!し烈Sも慌てず「冷静にアジャストした」

[ 2021年11月5日 05:30 ]

オーバーエージ枠で貫禄の優勝を決めた中村
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 ボートレース尼崎の「スカパー!JLC杯 尼崎ルーキーシリーズ第19戦」優勝戦が4日、第12Rで行われ、中村晃朋(30=香川)がイン逃げで快勝。今年2度目、通算6度目、尼崎では初の優勝を飾った。

 スタートはし烈だった。3対3の枠なりで内4艇がゼロ台の仕掛け。特に2コース小池はコンマ02。しかし、イン中村は慌てない。「冷静にアジャストした」。08で踏み込み、巧妙に先マイを決めた。「小池君があのスリットだったので、それに合わせて操縦した」。3コース捲り差しの高倉も振り切り、独走態勢。心の成長ぶりを見せつけた。

 今節引き当てた49号機には過去3優出1Vの実績。そこに自分の味を積極的に加えていった。「乗って叩いてを繰り返した。バランスが取れて申し分のない仕上がりになった。自信の持てる足だった」。今回はオーバーエージでの参戦。「冷静なオッサンのレースができました」と笑う。「師匠の重成(一人)さんが優勝(10月30日=鳴門)したので、何が何でもという気持ちだった。結果を出せと言われ、それに応えることができた」。3日に30歳の誕生日を迎えた。「記念戦線でタイトルを獲って、SGの権利を手に入れたい」。充実の30代へ、中村は意気込んだ。

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2021年11月5日のニュース