【シルクロードS】ヴェスターヴァルト勢い魅力!得意左回りで6F重賞制覇だ

[ 2021年1月28日 05:30 ]

 【東西ドキュメント・美浦=27日】双眼鏡を持つ小田はWコースを走るヴェスターヴァルト(シルクロードS)を追っていた。4馬身前を行くレイトンヒル(3歳未勝利)に余力十分に迫り、体を並べたまま駆け抜けた。柔軟で力強い脚さばき。加藤征師は「先週は気持ち重い感じがしたので、週末もちょっとやってこれで十分」と穏やかに切り出した。東京2勝クラス→飛騨Sを連勝中。4勝中、3勝が左回り。「左回りは上手に走ってくれる。1400メートルだと行きっぷりがいいのを折り合って運ぶ形。1200メートルでも、馬の後ろにつけて対応できると思う」と19年函館2歳未勝利(2着)以来の6F戦に前向きに話した。

 中京では、昨春ファルコンS3着。重賞で通用する実力馬だ。指揮官は「1400メートルに戻す時のために、押っつけて行くような競馬はしない予定。ここでどれだけやれるか」と自然体での重賞再挑戦。京成杯でグラティアスが重賞初V、先週東海Sのデュードヴァンが4着と重賞で奮闘が続く加藤征厩舎。明け4歳で勢いに乗るヴェスターヴァルトから、小田は目が離せなかった。

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2021年1月28日のニュース