【川崎・オールスターC】8歳衰えなし!ブラッシュ 鼻差しのいで移籍後重賞初V

[ 2020年1月4日 05:30 ]

オールブラッシュ(右)
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 20年南関東重賞のスタートを飾る「第56回報知オールスターカップ」(S3)が3日、川崎競馬場で行われた。8番人気のオールブラッシュが1コーナーから先頭に立つ積極的な競馬で後続を抑え優勝、南関東移籍後の重賞初タイトルをものにした。同馬は「第69回川崎記念」(G1、29日、川崎)と「第65回ダイオライト記念」(G2、3月11日、船橋)の優先出走権が与えられた。

 川崎コースがよほど合うのだろう。JRA所属時に川崎記念で2回走って1、3着。8歳になったこの日は伏兵にとどまっていたが、最後の最後まで粘りを見せて鼻差勝ちの勝負強さを見せつけた。ペースが落ち着いたところで一気に仕掛ける。戦前に描いていた通りのレースぶり。「気性の難しいところがあるので気を使ったが、気分よく走ってくれた。最後も馬が来たらハミを取り直して頑張ってくれた」と手綱を取った今野も20年最初の重賞制覇に破顔一笑。次走は未定だが衰えを知らぬ8歳の活躍はまだまだ続きそうだ。

 ◇オールブラッシュ 父ウォーエンブレム 母ブラッシングプリンセス(母の父クラフティプロスペクター) 牡8歳 大井・藤田輝信厩舎 馬主・社台レースホース 生産者・北海道白老町の社台コーポレーション白老ファーム 戦績38戦8勝(南関東13戦3勝) 総獲得賞金2億4927万円。

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2020年1月4日のニュース