【有馬記念】レイデオロ ラストランへ軽快12秒7「動きも息遣いもいい」

[ 2019年12月15日 05:30 ]

 「第64回有馬記念」(22日、中山)がラストランとなるレイデオロ(牡5=藤沢和)が14日、11日の帰厩後初めての追い切りを坂路で行った。1本目を4F62秒2で上がり体をほぐした後、2本目は4F56秒7~1F12秒7を馬なりで計時。軽快な動きを見せ、出否の判断に時間を要した不安を払拭(ふっしょく)した。

 追い切りに騎乗した津曲助手が「(来週の最終追いと)間隔を取るために今日やりました」と珍しい土曜追いになった理由を説明。続けて「変わりなくきている。前走からそれほど間隔が空いているわけではないので、動きも息遣いもいい。前回も体調は良かった。いい馬場でやりたいですね」と好調ぶりを伝えた。

 前走のジャパンCはデビュー16戦目にして初めて2桁着順(11着)に敗れ、1番人気を裏切った。ダービー、天皇賞・秋制覇と王道を歩いてきただけに屈辱の敗戦。だが、道悪で結果的には走っていないと敗因は明らか。今年一番の豪華メンバーが集う有馬なら雪辱にはこれ以上ない舞台だ。藤沢和厩舎といえば、03年にシンボリクリスエスが有馬記念で有終Vを飾った。同馬もジャパンCを1番人気で3着に敗れての臨戦だった。泥にまみれたままでは終われない。名門厩舎がダービー馬にプライドを取り戻し、再び輝かせる。

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2019年12月15日のニュース