女性騎手初の偉業!菜七子 新潟第3回&年間のWリーディングに輝く

[ 2019年10月28日 05:30 ]

<新潟12R>最終レース、キクノフェリックスで6着に終わるも新潟リーディングに輝いた藤田菜七子(撮影・村上 大輔)
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 藤田菜七子(22)が待望の初タイトルを獲得した。今年の新潟競馬全日程が27日に終了し、菜七子が第3回新潟と新潟年間のWリーディングに輝いた。

 この日は9鞍で勝利なし。悔しそうな表情が続いたが、リーディング確定の話になると少しだけ表情が和らいだ。「開催前から意識していたので、凄くうれしい。たくさんいい馬に乗せていただいたおかげです」。今年新潟で挙げた勝利数は20。5日の1日4勝などハイペースで勝利を積み重ねた。9勝の今開催では2位・斎藤に3勝差、年間では2位・戸崎に7勝差をつけ、女性騎手初の偉業を達成。「デビュー時からたくさん勝たせていただいた競馬場。うれしいです」と笑顔を見せた。

 悔しい記憶があった。昨年の第3回福島開催。開催リーディングとなった津村と同じ5勝を挙げながら2着回数で及ばず涙をのんだ。「昨年獲れなくて凄く悔しい思いをしました。それもあって今回は強く意識していた。年間(リーディング)は開催ごとに乗らない人もいるし、開催リーディングの方が大きいですね」と念願のタイトル獲得を喜んだ。

 JRAと地方交流を合わせた勝利数は96。通算100勝まであと4に迫っているが、次の目標を問われると「目の前の1勝を頑張りたい」とキッパリ。今週末の京王杯2歳S(11月2日、東京)では自厩舎グレイトホーン(牡2=根本)、その2日後の交流G1・JBCスプリント(浦和)ではコパノキッキング(セン4=村山)に騎乗予定。新たな勲章を手に、大舞台でさらなる飛躍を期す。

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2019年10月28日のニュース