【富山・開設記念】自在の松浦 3度目記念V!単騎4人の激戦制した

[ 2019年9月2日 05:30 ]

ライちゃんと記念撮影する松浦悠士
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 まくった松浦悠士(98期)が6月取手以来、3回目の記念優勝を飾った。

 レースは吉沢―杉森―武田―松浦―小倉―浅井―渡辺―田中―中本。残り3周で田中―中本が前へ。赤板から吉沢―杉森―武田で飛び出し先行態勢に入ると、松浦は武田をどかして3番手。浅井は最後方で不発。最終H8番手から渡辺が単騎でまくり上げると、松浦は併せてバックまくり。杉森が番手まくりを打ち3角は内から杉森、松浦、渡辺で3車並走になったが、松浦が踏み勝ち押し切った。

 本領発揮の自在脚で単騎4人の大激戦を制した松浦はゴール後に右手を突き上げガッツポーズ。「本当は(吉沢の)番手に飛び付いてからタテ脚を出すつもりだったが、小倉さんのサポートで3番手に入れた。最終Hで渡辺さんが見えて、杉森さんも番手から出ると思ったが、人の動きを当てにせず踏み込んでいこうと思った。小倉さんとラインで決められてうれしい」と喜び白い歯がこぼれた。

 逃げ、まくり、追い込みと何でもこなすオールラウンダーは高いレベルで安定。“G1制覇に最も近い男”の一人として、さらなる飛躍が期待できる。「こういう走りで記念が獲れてステップは上がっている。今後はG1で活躍できるよう自分にできることを精いっぱい頑張りたい」と話しファンの声援に応えた。

 優勝した松浦、2着小倉の次走は松阪・共同通信社杯(13~16日)。3着田中は久留米F1(6~8日)。

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2019年9月2日のニュース