種牡馬引退キンカメ産駒人気 6頭で平均落札額1億円超え

[ 2019年7月10日 05:30 ]

セレクトセール2019   2日目 ( 2019年7月9日    北海道苫小牧市 ノーザンホースパーク )

2億9000万で競り落とされたキングカメハメハ産駒のジンジャーパンチの2019(撮影・高橋茂夫)
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 トップサイアーのキングカメハメハ(牡18)が種牡馬を引退することが決まった。体調不良のため今年の種付けを見送っていたが、良化の見込みが立たないため、そのまま引退することとなった。

 現役時代は8戦7勝。04年のNHKマイルCとダービーを制し、種牡馬としてもロードカナロア、アパパネ、ドゥラメンテなど数々の名馬に血をつないだ。社台スタリオンステーションの徳武英介氏は「11年から複合的な病気で全体的に弱ってきていた。爪のトラブルなどもあったし、種付け中に心不全になる可能性もあったので引退を決断しました」と説明。「1回の種付けできっちり受胎させることができる優秀な種牡馬。だからこそ、これだけ子孫を広げられたんだと思います」と評価した。

 最終世代となる今年生まれた当歳はこの日のセレクトセールに牡馬6頭が登場。「ラスティングソングの2019」を(株)スリーエイチレーシングが1億9000万円で落札するなど、6頭の平均落札額が1億円を超える人気ぶりだった。

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2019年7月10日のニュース