【米ベルモントS】枠順確定 マスター好枠!歴史的1勝へ追い風

[ 2019年6月6日 05:30 ]

 JRAが馬券発売する米3冠最終戦のG1ベルモントS(ベルモントパーク競馬場、ダート2400メートル、10頭、日本時間9日午前7時37分発走予定)の出走馬、枠順が現地時間4日に確定。ケンタッキーダービー6着から逆転戴冠を狙うマスターフェンサー(牡3=角田)は、過去10年で最多2勝の3番枠をゲットした。

 日本馬初の歴史的勝利へ、追い風が吹いてきた。ケンタッキーダービーで内ラチ沿いを猛然と追い込んだフェンサーにとって、3番は文句なしの吉兆枠だ。ベルモントパークのダートコースは1周2400メートルと北米最長規模の広さを誇るが、直線は約330メートルと意外に短く、中山(310メートル)とさほど変わらない。立ち回りのうまさと、2400メートルという距離からより最短となるコース取りが求められる。

 過去10年で4番枠以内が5勝しているように、内でロスなく進めるのは大きなアドバンテージ。カーブのきついチャーチルダウンズ競馬場で直線最内を突いた器用さを見れば、内枠からの立ち回りも心配ない。ライバルであるブックメーカー上位人気のタシトゥスが大外10番枠、ウォーオブウィルが9番枠に入り、枠順では一歩リードした。

 ベルモントパーク競馬場で調整中のフェンサーは4日はハッキングとキャンターでそれぞれダートコースを1周。高野助手は「馬はハミがかりよく走っていきました。明日はルパルー騎手に乗ってもらい、ケンタッキーダービー時からの変化を確認しながら乗ってもらいたいと思います」と順調ぶりを伝えた。

続きを表示

2019年6月6日のニュース