【松山・SPPR賞】竜馬 圧巻まくりV!先輩小倉を完封「余裕あった」

[ 2019年5月27日 05:30 ]

スーパープロピストレーサー賞を制した太田竜馬(中央)
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 「全日本プロ選手権自転車競技大会記念競輪」の最終日が26日、愛媛・松山競輪場で行われた。12R・スーパープロピストレーサー賞は太田竜馬(23=109期)が優勝、賞金315万円を獲得した。27日は「第28回寛仁親王牌」(10月11~14日・前橋)の出場権、シード権を懸けた「第66回全日本プロ選手権自転車競技大会」(車券発売なし)が引き続き松山競輪場で開催される。

 バンクに維新の風が吹く。太田は格上平原を相手に堂々と前を取り、受けて立つ形を取った。「作戦はいつもあまり決めていない。流れの中でレースに乗っていこうと思っていた」。残り2周前で8番手まで下げる。平原の上昇に合わせてペースを上げ、打鐘4角から強烈にスパート。他のラインをちぎるダッシュ。最終バックではマークの小倉と一騎打ちのムードだ。「誰も来ないし小倉さんの優勝と思った。それでも余裕はあった。意外と持った」。結局は小倉を完封。上がり11秒0とロングまくりでは破格の好タイムVだった。

 昨年末にヤンググランプリを制し、今年も2月の高松で記念初Vと勢いは止まらない。「最近、スピードに自信が出てきた。それを生かす走りができている」。獲得賞金でもグランプリ出場を狙える位置へ。競輪界の頂上に向け、竜馬はゆく。

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