【羽田盃】本橋導く下克上ホワイト 重賞初Vに期待

[ 2019年4月19日 05:30 ]

ホワイトヘッドとのコンビで羽田盃連覇へ挑む本橋
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 【地方からの風】来週24日に迫った南関東クラシック「第64回羽田盃」。虎視たんたんと1冠と連覇を狙っているのが前走の京浜盃3着で権利をつかんだホワイトヘッド(牡=船橋・川島一、父ダンカーク)と本橋孝太(30)のコンビだ。

 その前走は12番人気ながら直線大外から鋭い末脚を発揮して勝ち馬とはわずか2馬身差。「ホッカイドウ競馬から移籍して初戦だし少し余裕残しの仕上げだった」と川島一師が話せば、本橋も「レース前にまたがった時、バランスが良くて体の柔らかい馬。走ってくるな、と思っていたがレースは手探りのところがあった」と振り返ったように、まだまだ大きな伸びしろを残した器の持ち主。

 その言葉を裏付けるように、この中間も順調に調整が進み「もっと良くなりそうだけど、前走と比べればかなりの上積みがある。チャンスだね」と同師はニヤリ。昨年のヤマノファイトに続くこのレース連覇が懸かる本橋も冷静に手応えを語る。「折り合いがつくし、反応の良さがこの馬のいいところ。そこを引き出して僕の連覇というよりも、馬にとっては一生に一度のチャンスをモノにさせてあげたい」。重賞未勝利という格下馬の下克上ムードが高まってきた。(矢内 浩美)

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2019年4月19日のニュース