元号馬名出世頭は…安田記念Vのショウワモダン

[ 2019年4月12日 05:30 ]

 元号から馬名を取った出世頭と言えばショウワモダン。馬名の由来は「昭和をしのんで」。10年(平22)安田記念を8番人気で制した。大正絡みなら「タイショウワ」。2つの元号をくっつけた画期的な馬名のようだが、実は冠名「タイ」に昭和が付いた形だ。明治なら第1回中山グランプリ(現有馬記念)を制したメイヂヒカリ、57年ダービー優勝馬ヒカルメイジが代表格。「ケイオー~」(慶応)もそれなりに多い。それ以前では78年天皇賞・秋を制したテンメイ。江戸中期、大飢饉(ききん)で知られる天明年間と同じ馬名だが、母トウメイからの連想か。老中水野忠邦の改革で有名な天保では「テンポウハヤテ」という馬がいた。

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2019年4月12日のニュース