菜七子いざG1挑戦!勝てば記録ずくめ…初騎乗Vなら28年ぶり史上3人目

[ 2019年2月16日 10:29 ]

フェブラリーSの枠順が決まり、取材に応える藤田菜七子
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 今年最初のJRA・G1ダート王決定戦「第36回フェブラリーS」(G1、ダート1600メートル)が17日、東京競馬11Rで行われる。注目はJRA所属の女性騎手として初めてG1に騎乗する藤田菜七子騎手(21)。勝利すれば記録ずくめの一戦に大きな注目が集まっている。

 菜七子が騎乗するのは4連勝中のコパノキッキング(せん4=村山)。15日に発表された枠順は7枠11番。7枠は過去5年で7枠が2勝、4連対と絶好の枠。菜七子自身も「外めの枠がよかったと思っていたのでいい枠ですね。枠も決まったのでこれからレースのイメージを詰めていきたい」と希望通りの外枠を歓迎した。

 勝利すれば、女性騎手初のG1制覇となるのはもちろん、G1初騎乗でのVは熊沢重文(88年オークス=コスモドリーム)、江田照男(91年天皇賞・秋=プレクラスニー)以来28年ぶり史上3人目の快挙となる。また、30歳以下の現役JRA所属騎手のうち、G1を勝ったことがあるのは松山弘平騎手(28)のみ。平成生まれ2人目となるG1勝利もかかっている。

 相棒は初のマイル戦で距離が不安視されているが、前哨戦の根岸Sを勝利するなど実力は証明済み。G1騎乗が決まった1月27日から3週連続勝利中と菜七子自身も調子は上向きだ。数々の女性騎手記録を塗り替えてきたヒロインがいよいよG1の舞台に登場する。

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2019年2月16日のニュース