【有馬記念】キセキ85点 気持ちが入った素晴らしい立ち姿

[ 2018年12月18日 05:30 ]

素晴らしい立ち姿をしているキセキ
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 イタリアの世界遺産「ドゥオモ広場」にたたずむピサの斜塔。この円筒形の大聖堂が傾いているのは地盤の緩さが原因だそうです。トモの緩さが目立つキセキも小回りコースで体勢を傾けずに走り切れるかが浮沈の鍵になります。トモの緩い馬は自分のフォームになるまで時間がかかるので、せかせてはいけない。スタート地点から直線が続く東京コースのG1とは異なり、中山の2500メートルはスタート後にすぐコーナーを迎えます。キセキが果たしてこの小回りで自分のフォームをつくれるか。コース替わりはマイナスです。

 立ち姿は素晴らしい。JC時よりも頭を上げた、気持ちの入った立ち方をしている。腹周りは少し細くなっていますが、トモや肩の筋肉量は落ちていない。左前蹄の外側を新たにエクイロックスで固めていますが、問題ないでしょう。ドゥオモ広場は景観のあり得ない美しさから「奇跡の広場」とも呼ばれています。

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