【香港国際競走】リス&アスコット、落ち着きいい

[ 2018年12月6日 05:30 ]

併せて追い切るルメール騎乗のモズアスコット(手前)とモレイラ騎乗のリスグラシュー(撮影・岡田 修平)
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 矢作厩舎のG1馬2頭はそれぞれ名手がまたがり、豪華な“競演”となった。香港ヴァーズに出走するリスグラシューにはモレイラ、香港マイルのモズアスコットはルメールが騎乗。リスが1馬身半先行し、直線に入って内からモズが差を詰めたが、首差先着してゴールに飛び込んだ(ラストの2Fはともに23秒0)。

 早朝に行う地元・香港馬の調教を終えた後、リスに騎乗したモレイラは「とてもリラックスしていて、いいコンディション。併せた時の気持ちの入りも良く、力強く走ってくれた」とコメント。エリザベス女王杯で悲願のG1制覇に導いた名手の存在は心強い。スタンドから動きをチェックした矢作師は「落ち着いているし気持ちを乗せるためにも併せ馬にした。状態は上向き」と太鼓判を押した。

 併せたモズのルメールは「とてもリラックスして反応は良かった。手前を替えていたしバランスのいい走り。香港の馬場も大丈夫」と好感触。前走のマイルCSは4コーナーで接触があり、不完全燃焼に終わった。「残念だったね。でも精いっぱい走っていないから、疲れていない。安田記念を勝っているしポテンシャルはあるから」と反撃に燃える。今年のJRA・G1を制した日本を代表する2頭。国際派の矢作厩舎が香港でも、その名を刻むか。

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2018年12月6日のニュース