【鳥谷越・本社予想の稼ぎどころ】15日中山7R 素質馬オメガハートビートがラストチャンスで決める

[ 2018年9月15日 08:00 ]

 今週は美浦トレセン改修計画の詳報が発表された。最大の目玉は、栗東との差が問題視されていた坂路コースの改修。前半を15メートル掘り下げることで、高低差を現状の18メートルから33メートルへ。これで栗東坂路の高低差(32メートル)を上回ることになる。さらに使用頻度の高いウッドチップコースを、現状の内回り(Bコース)から広くてコーナーも緩やかな外回り(Dコース)へ移設。北馬場を閉鎖して新たな厩舎地区とし、南馬場周辺は調教施設のみにするなど、かなり大がかりな工事となる。完成予定の8年後まで取材をしているかは分からない?が、どんな効果が現れるのか楽しみだ。

 3日間開催初日の勝負どころは中山7R。出走する3歳馬にとって勝ち上がるラストチャンスの“スーパー未勝利”は、常に激しい競馬になるもの。フレッシュな状態で臨めるのは大きなアドバンテージとみて、◎は3カ月余ぶりのオメガハートビートだ。過去2戦は5、8着止まりも、いずれも1番人気だったように素質を高く評価されていた堀厩舎のヴィクトワールピサ産駒。焦らずにじっくりと成長を促しながら中身の濃い調教を積まれ、かなりの成長が見込める状況での出走となる。初勝利まであと一歩という戦績の馬がそろったが、裏を返せば勝ちきれないタイプばかり。器の違いを見せつける、鮮やかな差し切りVを期待だ。

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2018年9月15日のニュース