【大井・黒潮盃】クロスケ、ゴール前差し切り重賞初V

[ 2018年8月16日 05:30 ]

黒潮盃は笹川クロスケ(右)がV。的場クリスタルシルバーは頭差の惜敗。
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 3歳限定の地方交流重賞「第52回黒潮盃」(S2)が15日、TCKで行われた。2番人気クロスケが直線、5番手から鋭い末脚を繰り出し、ゴール前で1番人気のクリスタルシルバーを頭差かわして重賞初制覇を果たした。

 「ずっと惜しい競馬が続いていて…。何としてもタイトルをと思っていた」。笹川の執念が乗り移った末脚だった。「読み通りの位置取りだったし、うまく3コーナーで外に出せたのが勝因。的場さんの記録達成後の重賞勝利なのに、かわしてしまって盛り下がっちゃったかな」。最後にジョークで笑いを誘ったが、昨年の東京プリンセス賞以来5度目の重賞Vとなった笹川の充実ぶりは光る。こちらも97年の東京プリンセス賞以来3度目の重賞制覇となった柏木師もニンマリ。「最後は力が入ったが、今日は(タイトルを)獲れると思っていた。馬もこれから良くなるだろう。次は戸塚記念(9月12日、S1、2100メートル)に向かいます」。次走を明言して、さらなる飛躍を誓った。

 ◆クロスケ 父キャプテントゥーレ 母フェニックスワン(母の父ブライアンズタイム) 牡3歳 大井・柏木一夫厩舎 馬主・助川啓一氏 生産者・北海道新冠町の大狩部牧場 戦績14戦6勝 総獲得賞金5276万5000円。

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2018年8月16日のニュース