的場勝負服が永久指定へ!佐々木竹見氏以来2人目

[ 2018年8月13日 05:30 ]

的場 地方競馬最多勝利日本記録更新

<大井5R>地方競馬日本新記録通算7152勝を達成し花束を手にインタビューに答える的場騎手(左)(撮影・久冨木 修)
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 的場の“第2の顔”というべき勝負服「赤・胴白星散らし」が永久勝負服に指定される方向で検討されていることが12日、分かった。関係者は「あの勝負服はもう的場騎手以外に着ることはできない。それだけ的場騎手のイメージとして定着している」と言及。これまで佐々木竹見氏が偉業を称えられ、その勝負服「赤・黄山形一文字」が永久保存されてきたが、的場が史上2例目となることは確実。同騎手の引退後も地方競馬では永久に使用できない勝負服となる。

 大井競馬は1950年の開幕当初は馬主ごとに勝負服を決めていたが、53年1月から騎手ごとの勝負服となった。変更理由は当時の資料によれば「ファンに騎手への親しみを持ってもらう」「レース中、騎手の識別を容易にする」とのこと。当初は図柄20種、6色からデザインと色を決めていたが、現在は図柄12種(輪、のこぎり歯形、山形、ひし山形、たすき、縦じま、格子じま、元禄、ダイヤモンド、井桁がすり、玉あられ、星散らし)、10色(赤、桃、黄、緑、青、紫、茶、ねずみ、黒、白)の中から3色を使ってデザインする。

 的場によれば、デザインは騎手になる前、地方競馬騎手養成所(栃木県那須塩原)での修業中に考案した。大井に戻ると、師匠の小暮嘉久師もデザインを考えてあったが、全く同じで驚いたという。「偶然の一致なんだけどね。今では本当に自分に似合っている服なんだなあと思っている」としみじみと話した。

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2018年8月13日のニュース