【エルムS】父・典弘も感慨!ピーク&横山和生が重賞初V

[ 2018年8月13日 05:30 ]

<エルムS>ゴール前の競り合いを制したハイランドピーク(手前)
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 日曜札幌メインの「第23回エルムS」は好位3番手から抜け出したハイランドピークとデビュー8年目の横山和生(25)が人馬とも重賞初制覇を飾った。競馬の神様が北の大地で粋な演出。弟の武史(19)が笑顔で兄を迎えれば、同じレースに騎乗した父・典弘(50)も「良かった。一番近いところでライブで見られたからね」と感慨ひとしおだ。同馬を管理する土田師も自身の重賞初制覇が98年エルムSで、タイキシャーロックに騎乗したのは典弘だった。“競馬はドラマ”を体現する勝利だ。

 「最後は人間がダサい追い方になったが、馬が頑張ってくれた」と話す和生。常に馬を第一に考える父同様、相棒への感謝を口にした。今後は韓国G1のコリアC(9月9日、ソウル)などを視野に入れつつ、JBCや東京大賞典のG1制覇を目指す道のりが始まる。

 ◆ハイランドピーク 父トーセンブライト 母ハイランドダンス(母の父ゼンノロブロイ) 牡4歳 美浦・土田厩舎所属 馬主・島川隆哉氏 生産者・北海道日高町エスティファーム 戦績14戦6勝 総獲得賞金1億2344万2000円。

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