【函館記念】遅咲きデヴィアス重賞V2だ!7歳でも万全態勢

[ 2018年7月10日 05:30 ]

重賞V2を狙うスズカデヴィアス
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 今週のメインは伝統のハンデ重賞「第54回函館記念」(15日、函館)。主役は新潟大賞典を制して勢いに乗るスズカデヴィアスだ。7歳で重賞初制覇を飾った遅咲きの血統を開花させて重賞V2へ。万全の臨戦態勢を整えている。

 「7歳で重賞を勝つんだから大したものだ。馬体の不安を解消して動けるようになってきたし、疲れを引きずらなくなった」。橋田師は7歳とは思えないみずみずしい黒鹿毛に頼もしげな視線を送る。「年を取って良くなってくる血統。半妹のレイホーロマンス(5歳オープン)もそうだが、ゆっくりと成長していくんです」と続けた。「この馬は函館の洋芝が向いている。新潟大賞典のように速い上がりを使えるが、小回りに対応する器用さもある」と語る。

 3歳時にはオープン・すみれS勝ちで春のクラシックにも参戦した。「4歳の阪神大賞典(8着)の後、がっくりきて、しばらく(体調が)戻らなかった」と言うように4歳春以降は大敗を繰り返すが、6歳になってオープン特別(1月の白富士S)勝ち。そして、7歳で重賞初制覇。「直線でモタれる面も今ではなくなった。充実ぶりをぶつけたい」と、同師は大器晩成の血統に懸けている。

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2018年7月10日のニュース