【愛ダービー】ディープ産駒“日仏愛”偉業へ サクソン必勝!

[ 2018年6月30日 05:30 ]

愛ダービーに出走するサクソンウォリアー
Photo By ゲッティ=共同

 愛ダービーは30日(日本時間7月1日午前1時15分発走予定)にカラ競馬場で行われ、日本のノーザンファーム(北海道安平町)で生まれたディープインパクト産駒のサクソンウォリアー(牡3、愛=A・オブライエン厩舎)が出走。ディープインパクト産駒は今年に入ってワグネリアンが日本ダービー、スタディオブマンが仏ダービーを制しており、同産駒による同一年の「日仏愛」世界3カ国ダービー制覇の偉業に挑む。

 デビューから4連勝で臨んだ前走・英ダービーは4着に敗れたが、今回も断然の1番人気が確実。レース前日の段階で英主要ブックメーカーは1・5〜1・8倍の単勝オッズを設定している。同馬を管理するA・オブライエン師は「ここまでの調整は極めて順調。英ダービーは(高低差のある)エプソム競馬場の馬場を気にしていた。ただ2歳時は楽なレースばかりだったし、(最内1番枠で終始内に閉じ込められる展開など)初めて厳しい競馬を経験した英ダービーの敗戦から多くのことを学んで成長したと思う。カラ競馬場もこの馬には向いている」と巻き返しに自信の口ぶり。同師自身も愛ダービーは通算12勝と圧倒的な戦績を誇っている。

 英ダービーでは2410メートルという距離を最大の敗因と指摘する声も多い中、愛ダービーも2400メートル。オブライエン師は「もう一度、エプソムでその距離を走ることがあれば好走するさ」と距離不安も一蹴した。鞍上のR・ムーアは愛ダービーは16年アイダホの2着が最高だが、これまで英ダービー(10、13年)、仏ダービー(14年)を制し、今年3月の香港ダービーもピンハイスターで優勝。世界的名手なら、再びの距離、再びの内枠で同じ失敗はしないはずだ。

 ◇愛ダービー(G1、アイルランド・カラ競馬場芝2400メートル、日本時間7月1日午前1時15分発走)
(1)<7>バンデュア
(2)<3>カーロビラーギ
(3)<1>ディーエックスビー
(4)<4>デラノルーズベルト
(5)<5>ナイトトゥビホールド
(6)<8>ラトローブ
(7)<6>オールドパーシアン
(8)<9>プラティナムウォリアー
(9)<10>ロストロポーヴィッチ
(10)<2>サクソンウォリアー
(11)<12>ザペンタゴン
(12)<11>セオバルド
※●数字はゲート番

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2018年6月30日のニュース