【函館ＳＳ】久々滞在の蛯名×苦しむレヴァンテ心機一転

　【東西ドキュメント・函館＝１４日】朝一番の芝コース。函館ＳＳの最終追いを行ったレヴァンテライオンの背に、新コンビを組む蛯名の姿があった。馬なりでゴールドヘリテージ（３歳未勝利）に１馬身先着。その後、立て続けに４頭ほどの調教をこなし、休憩するタイミングで浜田の取材に応じてくれた。

　これまでスポット参戦はあったが、蛯名が滞在で拠点を置いて夏の北海道シリーズに参戦するのは０５年以来１２年ぶり。「週中は美浦で、週末は福島、新潟に移動という夏を長く続けてきたので、今年は少し変えてみようと思った。やってる仕事は一緒だし、スタンスは同じ。ただ、滞在することで時間も生まれるし、自分なりに、いろいろと考えながら過ごしたい」と心境を語った。

　レヴァンテについては「乗りやすくて、いい感じだった。最近は結果が出ていないが、２歳の時に連勝した舞台。きっかけをつかめればいいね」。４８歳の大ベテランと、スランプに苦しむ若き３歳馬。人馬共に函館から始まる“自分探しの旅”に注目だ。