【桜花賞1週前追い】ソウルスターリング、無敗女王の座へ前進

[ 2017年3月30日 05:30 ]

Wコースで併せ馬を行い1馬身抜け出すソウルスターリング(左)
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 「第77回桜花賞」(4月9日、阪神)の1週前追い切りが29日に美浦、栗東トレセンで行われ、デビュー4戦全勝のソウルスターリング(藤沢和)が軽快な走りを披露。史上7頭目となる無敗女王の座へ前進した。

 歴史的名牝を予感させるストライド。黒光りする青鹿毛がWコースでトレクァルティスタ(6歳1000万)の5馬身後方から差を詰める。直線半ば、鞍上・千島助手の手綱がわずかに緩んだ瞬間にインから一瞬にして1馬身抜け出した。「下手な調教より一回の競馬だな。前走を使って反応がさらに良くなった」。見守っていた藤沢和師が得意のジョークで笑いを誘う。「レースのたびに穏やかになっていく。ハンドルも利きやすい。カイバ食いは普通だが、前走後も体は全く減っていない」と続けた。

 昨年の阪神JF、前走・チューリップ賞に続く3回目の阪神遠征。「普通は牝馬を(阪神へ)3回も連続して行かせない。でも、ソウルは頼もしい限りの牝馬だ」。輸送中は仲間を見て安心できるように馬運車の後部に乗せるなど細かい配慮も施している。くしくも同師が育てた04年ダンスインザムード以来となる無敗桜花賞馬誕生の時が近づいている。

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2017年3月30日のニュース